キレイな部屋で暮らしたい(跡地)

跡地でもほっとくのアレなので超適当に日記書いたり書かなかったり
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地震が起きた日(日没まで)

こんばんは、ピコです。
まだまだ余震が続いています。震度低くても縦揺れは恐い。

そんな中、昨日スーパーに行ってみたら先週よりも物が増えていて(でもまだまだまだまだ品不足ですが)、ちょっと安心しました。

しかしやはり数量限定の物が多いので店側も一苦労といった感じです。「1個まで」と大きく貼り紙してるのにもかかわらず何個も買おうとするんですよね。おばちゃんパワー恐い。断られても更に粘って挙句の果てに後ろに並んでた知り合いに買わそうとするその勢いってどっから来るんだろ。元気でいいなぁ。(いいのか)

ちなみにそこまで執着する物って何かといえば、油揚げ。
…好物なのかなぁ油揚げ。(違うと思う)

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では今日は、あの日の事を思い返してみようと思います。
あんまり暗くならないように、極力いつもどおりのノリで。

3月11日、お昼頃……

そう、あの日はいつもと変わらずのっそりとした生活を送っていました。
お昼過ぎにようやく「あーいいかげん猫トイレ完成させないと」と重い腰を上げ、中央の部屋(仏間)で作業をする事に。

猫達に邪魔されないように襖や障子を閉め切り、寒かったので反射式ストーブを背後に置いて、部屋の中央で作業していたんです。一度作業を始めると成功していようが失敗していようが没頭してしまうので(というか豪快に失敗してたけど)、時間が経つのを忘れていました。

と、そこに大きな揺れ。
2日前にも地震があったので「あーまたかよ」と割と呑気にストーブを消し、身構えたまでは本当にいつもと変わりませんでした。秒数にしたら…うん、よく分からないけど(なら書くな)、とにかく秒単位の話です。

「またいつもの地震か」と思ったのは1秒。
「また3年前の地震レベルなのか」と思ったのが2~3秒。
(ちなみに3年前の地震というのは『岩手・宮城内陸地震』の事)

実際の秒数は分からなくても、体感的にはそんな感じでした。
そして次の瞬間、何とも比較出来ないような揺れに襲われました。あ、これはマズイ。そう思い、ガラス戸を開け縁側に

ガシャーン!!

背後で照明が落ちてきました。いや、降ってきました。というか、その時は全然気付きませんでした。落ちた音すらも分かりませんでした。地鳴りと家の軋みと全ての物が揺れてぶつかり合う音でいっぱいだったからです。とにかく知らぬ間に命拾いしました。(でも反省点としては、窓ガラスが割れる危険性が高い縁側に出るべきじゃなかったのと、頭を防護しなかった事だなぁ…)

縁側に出ても揺れは弱まるどころか加速するばかり。立っていられず玄関前で座り込む。今まで体験した事のない揺れ。何とも比較出来ない、あ、でもこの揺れの感じはどこかで……そうだそうだ、アレだ。地震体験車。実際乗った事はないけど、よく防災関連のニュースか何かで見るじゃない。まさにそんな感じ。まるで震度7。

とにかく玄関を開けないと。退路を確保しないと。
そんな思いで再び立ち上がり玄関の戸を開けたまではいいけれど、そのまま転がるように外に放り出され

ガシャーン!!

直後、玄関にガラス戸が2枚倒れてくるのを目にしました。テレビに押されて倒れてきたらしく、そのまま座り込んでたら間違いなくガラスを頭から引っ被ったでしょう。何なんだよ!(訳が分からず怒り出す)

片方サンダルが脱げた状態で呆然と芝生の上に座り込んで、家と電柱を見る。それしか出来ませんでした。しかしまだ屋内には猫がいます。押入れで寝てたからきっと押入れにいるはず、と靴を履き土足で屋内に再度入りました。今思えば焦る必要は無かったんだと分かりますが、その時は「とにかく猫を連れ出さないと」という思いしかなかったんですよね…。

小鉄と海栗は押入れの中にいました。よかった…って、大福の姿が見えません。2匹をキャリーに入れ外に連れ出し、再度家の中へ。

必死に探し回ったところ、大福は納戸の上にいました。そういや普段もテンション上がった時や逃げる時は縁側ダッシュで納戸の上に飛び上がるんだったっけ。「おいで、大丈夫だよ」と声を掛けると珍しく素直に降りてきました。普段は呼んでも来ないのになぁと思いつつ、それほどビックリしていたんだなと思うとなんとも。

「ごめんね、もう大丈夫だよ」
そう声を掛けて車庫へ。猫を車に乗せ、まずは一安心。

その日はたまたま車を借りていたのでした。そう、たまたま車を借りて、たまたま朝にガソリンを満タンにしていたんです。給油前のガソリンの残量は残り僅か。夫はギリギリまで給油しないタイプですが、私はそれを非常に不安がるタイプだったので「仕方ないなぁ」と朝に給油してくれたのでした。それが後々の行動に大きく影響するとは…。

車庫は倒壊しなさそうな感じだったけど、近くに電柱があって恐かったので、とりあえず車を車庫から出し、家の脇に停車。こういう時は鍵は付けたまま、ドアはロックしないままだったよなぁ。近所の方がやってきて安否確認。この辺はみんな無事らしい。少し安心。

家の周囲をぐるっと回って確認すると、特に土台が崩れているとか壁に亀裂が走っているというものも無し。給湯器も落ちていないしプロパンボンベもチェーンでしっかり守られ倒れていなかった。電柱もしっかり真っ直ぐ立っている。3年前の地震よりも大きな地震が来たらダメなんじゃないかと思っていた物置小屋すらも、僅かに傾いたような気がするようなしないような、という微妙な被害。物置の中は一見メチャクチャだったけど、片付けていたおかげで最小限の被害で済んだ。奥の棚に置いておいたPCのモニタは入口まで吹っ飛んでいたけど。

とりあえず家の中に入っても大丈夫かなと、土足のまま入り込みました。その途端に大きな揺れ。外に退避。揺れ収まって再び屋内、そして余震。退避。これの繰り返し。というか、入る時に限って揺れませんか。何故ですか。(それくらい大きな余震が立て続けに起きているからです)

その間に貴重品(元々ショルダーバッグに突っ込みっぱなしだったので楽だった。普段なら一箇所に貴重品をまとめておくのはあんまり良くないけどね)や猫のフード、非常用持ち出し袋、携帯の充電器、ノートPC、毛布……思い付くままに持ち出しました。車に積みました。はてどうしよう。

ここで思考停止。

そうなんだよね、車に積んだはいいけど、そこからどうするの。どうすればいいの。とりあえず様子見るしかないのかなぁ。家の中は恐い。だけど家の外だって恐い……そういえば夫はどうしたのだろうか。隣の市とはいえこれでは同じくらいの被害に遭っているのでは…ダメ元で夫に電話してみるか。当然繋がりませんでしたが。

実家も母の携帯も当然×。そればっかりはどうにもならないなと、半ば諦めの境地。でも何故かネットには通じたので、とりあえずブログのコメント欄に「生きてます」と書いておきました。(結果的にブログを知っている遠方の友人にも見てもらえたのでよかったです)

ラジオの存在を思い出し車で聞いてみると、ようやく事態の深刻さに気付きました。市内で震度7って、そんな…宮城県沖地震とかそんなもんじゃない、もっと大きな、いや、巨大な地震。自分のいる場所はこんなんだけど、他の街は。沿岸部は。一体何がどうなっているというの。聞けば聞くほど混乱するばかり。

そんな時、着信がありました。
夫からで…慌てて切っちゃった!(落ち着け、本気で落ち着け)
ああっ! せっかく繋がったというのに!

幸い何度か掛け直してようやく繋がったんですが、これから会社の車で家に帰ると。え、大丈夫なの。道とか大丈夫なの。そこで今更ながら気付きました。車で移動するなんて無理なんじゃないかと。

最初は「車があるから夫を迎えに行く事も出来るし、猫連れて実家に行くのも選択肢の一つかな」なんて馬鹿みたいに呑気に考えてたんですが、これだけ大きな地震で道が無事なわけがありません。道がどうなっているかも分からないのに、明らかに停電していて信号は消えているのに、どうやって運転していくのだと。

夫と電話で話したのを境に、通信手段は一切断たれました。
ネットも見れなくなりました。

……片付けるか。

オロオロしててもどうにもならない。目の前の事をやるしかない。
無事に夫が家に辿り着けるのを祈りつつ、片付ける事にしました。

非常用持ち出し袋の中に入れておいた軍手を履いて(※方言)、玄関に飛び散ったガラスをほうきとちりとりで集め、外れた戸を外に持ち出す。テレビはどういうわけか落ちてはいなかったけれど、大きな余震で落ちてくるのも恐いので敢えてテレビ台から下ろす事に…お、重い。落下した照明を外に出し、台所で割れていた食器類も一緒に外に出しました。

家具類は納戸の古いタンスが倒れていた以外は全て無事。仏壇も飛んできませんでしたが、右側に大きくズレていたのできっと東西方向に最も激しく揺れたんだと思います。(確かに震源地を見るとそんな感じかなぁ)

トイレは棚の上の物が落ちてきてはいたけど、ふたカバーを掛けていたおかげで特に被害は無し。ボックスのふたが欠けたくらい。浴室は全く被害無しで、洗面所も特に被害無し。

一通り確認して、靴を脱いでも歩ける状態にしたのはいいものの、どうしよう。まだ家の中で過ごす気にはなれず。余震は相変わらず大きいものばかり、だけど夕刻になり冷たい雨まで降ってきて体は冷える一方。猫だってずっと車の中に入れておくわけにはいかない。

サイレンが鳴り響く中、怯えながらも家の中で過ごす事に決めました。
これからどうなるんだろう、と不安に思いながら。


【追記】
コメント欄ですが途中まで返信させていただいておりますので、もう少々お待ち下さいね。それぞれ短めの返信で申し訳ないですが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今回初めてコメントいただいた方々もありがとうございます、これからもよろしくお願いします。

今回改めて沢山の方々にご覧になっていただけてるんだと実感し、とてもありがたく思います。通常の更新が出来るようになるにはもうちょっと時間が掛かると思いますが、お待ちいただければ幸いです。(しばらく震災関連の話が続くと思います)